バラエティでよく見る「ピー」がイライラするから、自主規制について調べたら、テレビが面白くない。という着地になりました。

2017-09-18コラム

テレビ

バラエティなんかでよく使われる

「ピー」

表現。

 

あれ邪魔だと思うんですよ?放送しちゃいけないならカットしたらいいし、あえてその場面を流して

現場の反応を楽しむ

みたいな手法。(自分でも動画編集していると使うから、あんまり悪く言えないけど。)

 

以前、ツイッターで

 

とつぶやいたところ

 

 

見事に埋もれ、完全スルー、鬼スルー…。

 

「いいさ、いいさ、自分で調べるさ(泣)」

 

と、調べるに至ったわけです。

するとテレビが面白くない理由が見えてきましたので、お話ししていきます。

 

スポンサーリンク

自分の給料は秘密にしたいが、他人のは知りたい

日本人ならではの感覚と言えそうですが、自分がいくら貰っているかって

  • 親友や親しい人が相手じゃない限り
  • 給料の額が、ステータスや名刺がわりにならない限り

公開したくないって思っちゃいます。

特に、見ず知らずの他人に「ひけらかす」のもはばかれますよね。額の多寡によらず。

 

でも、人の貰っている給料は気になる。

 

自分と比較して

  • 希望を見たい、目標にしたい
  • 嫉妬したい
  • 自分の境遇や環境を愚痴りたい
  • 単なる興味や好奇心

などが考えられますね。あなたはどうですか?

 

私は、興味や好奇心で見たくなるって感じかな?ミーハー心というのか。

是が非でも知りたい!調べたい!とも思えないほどのレベル。ノイズに近いっちゃ近いかも。

 

シンプルに、「へぇ~こんなにもらってるんだ。」ってくらい。

 

ただ正直なところ、ちょっとだけ

隣の芝生は青く見えてしまう

ってやつが入っているかもしれませんね。

 

「いいなぁ、芸能人は。おいしいもん食べて、すばらしい景色見れて、高額の収入をもらえるなんて」って。(ご本人達の苦労は一切知りませんし、別に知りたいとも思いません。)

 

私たちって

芸能人の給料に限らず、ほかの人の給料を知って

  • 今の私は正当に評価されていない
  • あいつがあんなにもらっているのが納得できない
  • もっと給料をもらって、いいはずだ

などなど

「人がいくらもらっているか?」によって、今の自分の給料が正当なのかを判断したい部分はありますね。

 

だからこそ、転職も興味あるし

【教師別】転職サポート会社を徹底比較!あなたにあったおススメ紹介。教師からの転職を後悔したくない人必見!!

 

 

なぜ、月収(年収)を聞いておいて、ピー音をいれるのか?

バラエティ番組で月収を聞くシーンって、ちょこちょこ見ます。

はじめからそういう企画だったり、話の流れ上だったり。

 

番組内容によって(事務所によって?)、「ピー」を入れないで放送したりすることもありますが

基本的には「ピー」が入ります。

 

きっちり調べたわけじゃないですが、月収にピー音をいれる基準は

  • ピー音を入れない過去(概ね3~5年以上前)の収入
  • ピー音を入れる現在の収入

だと言えます。

 

あのピー音、正式には「自主規制音」といいます。

種類も様々で、ピストルの「ばきゅーん」音や、女性の「あーん」なども同じ類です。

 

本来、自主規制音は、放送禁止用語やプライバシー侵害の恐れのある氏名など、報道するのに相応しくない語句や内容を伏せるために用いられるのですが、視聴者の興味を誘うための演出として使われることも多いですよね。

ってか、バラエティだとそっちの方が多いかも。イニシャルトークしかり。

 

これをウザいと感じる私がいるのです。

 

自主規制音を入れる理由

自主規制音が使われているのは

報道するのにふさわしくない内容を伏せるために

ということに間違いありません。

 

伝えたいけど、伝えたらダメ。だから規制をかける。

 

月収に自主規制音が入る=報道するのにふさわしくない内容

ということですね。

 

では、月収を公表することが、なぜ報道するのにふさわしくないのでしょうか?

 

理由を考えてみたらこんな感じです。(ネットで拾ってきた意見なども混ぜています。)

  • 詐欺(犯罪)にあうから
  • 税務署に狙われるから
  • 使う側(制作サイド、事務所)への配慮
  • 給料つり上げ阻止
  • 庶民と感覚が違いすぎるから
  • 好感度が下がる
  • 嫌味や自慢になる

このあたりで、どうでしょう。

これらの理由を、グループに分けて、もう少し掘り下げてみます。

 

詐欺や税務署対策、「犯罪の香り」が含まれているから自主規制をかける

月収を公表することによって、犯罪者のターゲットにされたり、税務署から注目を受けて調査が入ったり…

発表した人が「犯罪」に関わることを防ぐために(詐欺や脱税)、自主規制音を入れる。

 

わからなくもないけど、本当にそこを思いやるなら、「ばっさり」カットするのが筋でしょうね。

制作者側の身を犯罪から守る(プライバシー権侵害など)もしかり。

 

この理由で自主規制音を入れている場合は、やはり「興味を惹くためだけ」としか考えられません。

 

発表した人と、その周りの給料に配慮する目的で自主規制音を入れる

制作者と事務所、または事務所とタレントの間で

給料のつり上げを阻止したり、または正当な給料をもらうために、と言う理由もあるらしい。

  • 「〇〇が、これだけもらっているから、給料あげてください」
  • 「○○のギャラはこのくらいだから、お前はこのくらいだ」

ってことですね。

 

「値踏み」の材料にされることを防ぐために、自主規制をする

 

ちょっと視点が変わりますが、明石家さんまが自身の給料(ギャラ)を低くしない理由として

さんま(クラスの芸人)がギャラを低くすると、他の芸人(特に後輩)のギャラを、低く設定させらてしまうから

ってのがあります。

 

(私は、このことが「後輩思い」と思いませんが)

誰かのギャラが、他の人のギャラに影響してしまう、ということは芸能界にはあるのかもしれません。

 

ギャラを公表することによって「他人のギャラ」に干渉してしまうのを防ぐために、自主規制音を入れる。

確かに、現在の収入って自主規制が入りますもんね。

芸能人がサービス商品である以上、使う側は相場を意識せざるを得ないし。

 

そういった芸能関係者が

「値踏みの材料にする・される」ことを防ぐために、自主規制をする

という目的はありそうです。

 

視聴者への影響を配慮するために、自主規制音を入れる

芸能人は、好感度が命です。

(”歯が命”の時代は、遠い過去の話。)

 

最近の時流である「ゲス不倫」なんか、正にそうですね。

2017年、何人の芸能人や有名人が(ある意味)お亡くなりになったことか。

 

企業も一緒だと思いますが、イメージって大事です

顧客(テレビならスポンサーや視聴者)に悪いイメージを与えることは、避けなければなりません

だって会社ですもの。売り上げあげてなんぼの世界ですもの。

CMもらえなきゃ、ダメですもの。

タウンワークに掲載されている情報を見て驚愕!

 

イメージダウンにつながる=報道するのにふさわしくない

とするのは、ブランディング戦略の一つとしては間違いじゃ無いでしょうね。

 

武田信玄も、イメージ戦略やブランディング戦略は大事、って考えていたようですし。

 

でも月収を発表する(判明してしまう)ことが、イメージダウンにつながるとは、到底思えません。

 

芸能界の世界は、庶民の世界と違いすぎていて、それが映されたとき「嫌味や自慢」となってしまう。

 

さっきの私が抱いた感想みたいなものですね。

「芸能人はいいな、美しい景色を見られて、おいしいものも食べれて、その上高額な給料ももらえて」

ってやつ。

 

でもこれが、その人のイメージダウンにつながるか?というとそんなはずないです。

だって、私が抱いた感想って、「月収を聞いたから」抱いたのではなくて、「すでに(芸能界に対して)持っているイメージ」によって話しているからです。

イメージをダウンさせるも何も「芸能人=庶民との金銭感覚が違う」ということは、初めから、みーんなが知っています。

ってか、そもそも高額な給料をもらっているであろう庶民と感覚が大きくズレている人(いわゆる大御所)は、絶対に自分の月収の話なんかしません

 

サービス商品である芸能人について、「そのサービスがいくらで売れたか」ということがわかったところで、サービス内容自体のイメージダウンにはつながりません

私たちが利用した(お金を払った)サービス商品じゃないし、余計に。

 

ただ、月収以外に関していえば、イメージダウンにつながるでしょうね。

例えば「整形」、「恋愛(不倫)」なんかは特に。話の論点がずれちゃうから、これ以上は掘り下げませんが。


余談ですが、整形した人に自主規制をかけるのに、整形していない人には自主規制かけませんよね?それなら、整形していない人を羅列していったら、反対解釈で名前が挙がらなかった人は整形しているってことで、よろしいですね?

 

見るも苦痛、話すも苦痛、の月収の発表

以上を考えると、月収に自主規制音を入れる目的

興味を惹くための演出

が大きい割合を占めており、それを「小賢しい」と感じてしまうからイライラすると言えそうです。

 

業界関係者に向けて「値踏みされないために」もありそうですが、これは視聴者からすれば関係のないことなので、別にイライラはしません。

  • 自主規制音があったから楽しくみることができた
  • 自主規制音があったから安心してみることができた

なんてことは、一切ありません

 

ここで立場を変えて、話してはどうなのか?

実は、話し手の方にも「話してなりの辛さ」があるようです。

「“最高月収”を言う」という仕事もある。
これは、文字通り、我々一発屋と呼ばれるジャンルの若手芸人が、その最も“売れていた”時期の月収、つまり“ギャラ”を発表するというものだ。

(略)

「当時の最高月収は・・・・○○万円です!!」
発表すると、居並ぶ“一発屋ではない”、つまりその番組の“レギュラー”の出演者が、
「え―――――――――!!!」と、驚愕の声をあげる。

いやいやいやである。
勿論、みなさん、それぞれの“役割”として“リアクション”しておられるに過ぎない。そんなことは重々承知している。本来、我々を“おいしく”するためにやってくれていることなのだ。

それでも心のどこかで思ってしまうのである。
「そっちの方が山ほど稼いでるやろ!!」

(略)

こんなことを思う時点で、やはり向いてない。
大体、この手の企画は、この後、今現在の月収を発表し、その落差、落ちぶれ具合を堪能していただくという流れを経て、幕を閉じる

引用 髭男爵が語る「一発屋」の立ち位置「最高月収ネタ」「明日いける?」-山田ルイ53世

話し手の方も、相当の苦労があるようです。

  • それぞれの役割としてリアクションをしている
  • 落差を見て、落ちぶれ具合を披露する

「これを、視聴者は楽しいと感じるだろう」と考えている、演者を除く制作サイドこそ、庶民と感覚がずれていると思うのですが。

 

 

見るも苦痛、話す方も苦痛の月収発表は、いったい誰のためなのでしょうかね。

自主規制で、情報さえ満足に伝えてくれない。

求めている情報が得られないことがわかってて、見る人はいないと思うのですが。

 

求めている情報が得られないからこそのテレビ離れ

ブランド戦略コンサルティングを行う(株)リスキーブランドの調査によると…

「テレビ離れ派」(N=858)には、『インテリ』タイプが多く、その割合は平均の1.42倍です。『インテリ』タイプとは、日本人の8%を占める、知性やテクノロジーを重んじる人たちです。学歴は最も高く、技術系のホワイトカラーに多い。生活レベルも高く、知的好奇心が高く、自分なりの趣味にこだわる。ITや自動車への関心が高い傾向があります。

「テレビ離れ派」には、『インテリ』タイプの他にも「オタク」「トレンド」といったタイプも比較的多いようです。

「テレビ好き派」(N=1,201)には、『ヒカエメ』タイプが多く、その割合は平均の1.26倍です。『ヒカエメ』タイプとは、日本人の29%を占める最大派閥、値段を重視し控え目な消費を行う人たちです。生活レベルは中(または中の下)。人との摩擦を恐れ、自分を表現したがらず、無難なメジャーブランドを好む傾向があります。

※MindVoice®による価値観の7つのタイプの概要は下記の通りです。
A. ハイライフ (10%) 提案力と高品質を重んじる人たち。
B. コンサバ  (18%) 伝統とクオリティを重んじる人たち
C. インテリ  (8%) 知性やテクノロジーを重んじる人たち。
D. トレンド  (12%) 流行を重んじる人たち。
E. ナチュラル (9%) エコや自然を重んじる人たち。
F. ヒカエメ  (29%) 値段を重視し控え目な消費を行う人たち。
G. オタク   (14%) 自分の世界にこもっていたい人たち。
*詳細:http://www.riskybrand.com/mindvoice/segmentation/type/

引用 [生活者分析]テレビ視聴者の動向-(株)リスキーブランド

テレビ離れ
出典 (株)リスキーブランド/マインドボイス調査

学歴がある人、知的好奇心が高い人、収入が高い人ほど、テレビから離れているようです。

そりゃそうですよね。

求めている情報や知りたいと思う情報が、テレビからでは得られないので、見る意味が無い

現状ですからね。

 

逆にテレビを見る人たちは、人との摩擦を恐れ、自分を表現したがらない、無難なメジャーブランドを好む人たちのようです。

 

値段を重視し、控え目な消費を行う人たちでもあるようなので、そういった意味では

「生活レベルの大きな差」を感じさせないために、月収に自主規制をかける

という制作者側の行動は、あながち間違ってはいませんね。

ペルソナをきちんと意識できています。

 

まとめ

特にバラエティにおいて、自主規制音はその本来の意味を持たず

単に演出

ということがわかりました。

 

それを続けてきた結果、テレビ離れにもつながっている、ということも関係性が深そうです。

 

これからの時代、ますますユーザーは、そのコンテンツの内容や情報の価値を重視していきます。

 

昔みたいに

テレビは楽しいモノ。楽しいところを映していたら、それを見ているユーザーも楽しい

という勘違いは、捨て去らなければならない

と考える今日この頃であります。

 

あわせて読んで欲しい記事

Amazonプライムに否定的だった私が、Amazonプライムビデオを体験してわかったこと

 

スポンサーリンク