トランプが離脱表明!パリ協定?今更聞けない地球温暖化対策について、CCSって知ってる?

2017-06-04トレンドやニュース

温暖化が進むと地球が終わる

2017年6月2日、アメリカ大統領トランプがパリ協定から離脱をすることを発表しました。

何かと彼の問題行動が取りざたされますが、そもそもパリ協定って?って方もいるかもしれません。

はたまた、パリ協定ということばは聞いたことがあり、温暖化絡みのやつでしょ?と知っていても、なぜ離脱が話題になるのか、そして問題となるのか。

ってか、そもそも温暖化対策うんぬんってのがよくわからない

という方のために、本日はお話をしようと思います。

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パリ協定って何ですか?

簡単に言えば、世界すべての国が参加して、温暖化を食い止めよう!という取り組みです。

地球の温暖化問題は既に多くの人が知っているかもしれませんが、改めて簡単に説明すると

地球の温暖化=地球の平均気温が上昇

それに伴い、以下のような問題が予想される、またはすでに起こり始めています。

  • 洪水、豪雨の多発
  • 電気供給などのインフラ機能停止
  • 熱中症
  • 食糧、水の不足
  • 海洋及び陸上生態系の損失

これらを引き起こさないように、すべての国で温暖化の原因である温室効果ガスの削減に取り組みましょうね、というのがパリ協定です。

 

温室効果ガスというのは、熱が逃げにくいガスのことで、ほぼ二酸化炭素とイコールで考えても差し支えはありませんから、以下では二酸化炭素としますね。

 

京都議定書ってのを聞いたことがあるんだけど

温暖化対策にまつわるもので

京都議定書

という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

簡単に説明すれば、こちらも温暖化対策の一環で

二酸化炭素の削減を義務としましょうねっていう約束事

です。

京都議定書は日本が1997年に提唱したし、何より名称に「京都」が入っているので、耳馴染みがあるのかもしれません。

 

細かいことを抜きにして言えば、
パリ協定の前身のようなものです。

 

時系列で言えば、パリ協定は2015年(2016年発効)、京都議定書は1997年です。

大きな違いといえば、

京都議定書先進国二酸化炭素をいっぱい出す国だけ)が取り組みましょう!
パリ協定全世界で取り組みましょう!

という明確な違いがありました。

 

トランプがパリ協定からの離脱を発表すると何が問題なの?

トランプ=アメリカ大統領ですが、アメリカは、何よりもまず自国の産業をより強固にするため

地球温暖化対策には配慮しません

と表明しました。

  • 環境に配慮するって言葉が好きな日本人
  • を重んじる(隣の人がやるなら自分もやろうかなと思ってしまう、右に倣えの気質である)日本人

そんな我々日本人からすると、環境に配慮せずに、しかも自分のところだけの利益のために産業をするなんて

産業革命時代かよ!

自己中かよ!

とツッコミたくもなります。

 

まぁ一旦それは置いておいといたとしても、今アメリカは二酸化炭素を多く排出している国ランキングで堂々の第2位です。

 

そのトップ3のうちの1つが、大々的に

二酸化炭素の削減やーめた

と言い出したので、話題となり問題となっているわけです。

 

離脱は2度目

ちなみにパリ協定の前身とも言える京都議定書(1995年)でも、早々にアメリカは離脱しています

そういった意味では、

あぁ、またね・・・

くらいの感覚でもあります。

 

離脱するとかしないとかそういうレベルの問題なの?温暖化って

温暖化対策って

  • するしないとか選択できるくらいのレベル
  • した方がいいんだろうなぁ・・・くらいのレベル

そんなレベルの問題なのか疑問があります。

 

簡単に

削減やーめた

と言えてしまうくらいのものなら、温暖化の影響ってのも実際はそこまで深刻じゃないのでは?とすら思えてしまいます。

 

しかし、実際問題、この20年、30年、50年前と今を比べてみると、平均気温は上昇している事実、冒頭に紹介した諸問題が顕著に表れている事実は揺るぎません

 

だから、未来の地球のために温暖化対策はしたほうがいい、という認識はトランプさんだって持ち合わせているはずです。

どんなにスタンドプレーが好きな彼でも、超大国の大統領になるくらいの人なので、その位は分かっているはずです。

しかし、実際は離脱を表明しています。(アメリカとして見ればこれで2度目

 

温暖化の影響って、差し迫っての危機と感じられにくい

なぜ、アメリカは二酸化炭素の削減をしない!と世界の約束事であるパリ協定を離脱することが出来るのか?

それはズバリ

温暖化の原因は分かっていても具体的にこうすれば良いという対策については未完全

だからです。

 

今、どんな対策が有効なのか、一生懸命開発、研究が盛んにおこなわれている最中ではありますが、どうしても時間が必要です。

 

さらに言えば、地球温暖化問題は目の前に差し迫った危機ではないために京都議定書にしろ、パリ協定にしろ

未来の地球の事を考えましょうね

という口約束にすぎない扱いをうけているわけです。

 

北のミサイルとは違い、差し迫った状態では無いから

温暖化対策と言われてもねえ・・・

となってしまいますし、それよりは自国の利益を優先したいとアメリカは考えてしまうのです。(今回はトランプさんの独断に近いのかもしれませんが)

 

温暖化の直接の原因

そもそも、何で温暖化になってきたかというと、昔に比べて二酸化炭素が増えたからと簡単に答えられます。

ではなぜ二酸化炭素は増えたのでしょうか?

ご存知の通り、地球の外側は宇宙です。
その宇宙からひとりでに確実に二酸化炭素が降り注ぎ、地球に堆積してきたということはありません

なので、増えたとされている二酸化炭素はもともと地球に存在していたものなのです。

もう少し具体的に言えば、二酸化炭素は炭素と酸素がくっついてできたものなので、もともと地球に存在していた炭素酸素くっついてきた
と言い換えられます。地球のイラスト

地球が誕生して47億年、生命(バクテリア)が誕生し始めてから32億年と言われています。

初期の地球は今よりも二酸化炭素の割合が多く、温暖化の比ではありませんでした。
(これを根拠に今の地球は温暖化とすら呼べるものではないと暴論を吐く人もいますが)

 

そこから植物が発生し、何十億年もかけて二酸化炭素を取り込み、酸素を放出してきたおかげで、空気中の酸素の割合が20%、二酸化炭素の割合が1%未満にまで変化してきました。

 

ただ、植物も呼吸をしますし、何億年も時間が流れていく過程で多種多様の生物が生まれ、彼らも呼吸するわけですので、酸素を吸い、二酸化炭素を放出しています。

 

地球からすれば数億年の間は、そういった自然のサイクルの中で作られた二酸化炭素は、自然のサイクルで循環してバランスを取ってきました。

言うなれば

二酸化炭素の行きと帰りがバランスよく構築

されていたわけです。

 

しかし人類が発生し、地中の炭素を多く使うようになりました。
そう、化石燃料(石炭や石油など)です。

油田開発の写真

石炭から始まり石油、天然ガスなど、炭素の含有量などに違いはありますが、本来自然サイクルでは生じてこなかった(過度の)地中分の炭素を酸素と結びつけ、消費することでいわば

一方通行の状態

を作り続けてきました。

 

その一方通行を何十年と生み出し続けてきた結果、温暖化と言われるような状況になってきました。

 

温暖化の直接の原因は

地中の炭素を多く使用してきたにより、炭素が一方通行の状態(消費されるのみ)を作り続けてきた

からです。

 

温暖化の対策って、何があるの?

そんな対策については未だ確立した方法(こうすれば良い!という方法)がありません

例えば

  • 省エネルギーに努めましょう
  • 風力や太陽光など自然エネルギーを利用しましょう

など、炭素の利用を抑えることにより直接的に二酸化炭素の発生を抑えようとする方法が割と温暖化対策として有効です。

 

しかし安定性の不安もあり、また、今までのおよそ100年以上利用し続けてきた化石燃料を、今すぐに温暖化対策のためだからと

はい、辞めますね

とはどうしても出来ません

 

トランプ(アメリカ)がパリ協定を離脱しようとした背景もこれでしょうね。

 

注目されている温暖化対策があります

そんな炭素の消費を抑える方法と合わせて温暖化の対策として注目されているのは、CCSというものです。

 

CCSってなんですか?

二酸化炭素を生み出さないことが温暖化を食い止める有効な手段であることは間違いないです。

 

しかし、今まで依存しまくってきた化石燃料を減らす、利用しないでおくというやり方にだけ任せるのは、やはりどうしてもうまくいきません。

 

そこで今考えられているのが

すでに作り出された二酸化炭素をもとに戻す

という取り組みがあります。

 

先に説明したとおり、温暖化となってきたのは、大量の地下の炭素を空気中へと放出し、循環のバランスを崩しているにほかなりません。

 

となれば、この地下から取り出してきた炭素(酸素とくっついて二酸化炭素となったものの)を、再び地中に埋めてあげればいいんじゃないのか?という考えがあります。

 

これを二酸化炭素回収・貯留といいます。

Carbon dioxide Capture and Storage=CSS

CCSの仕組み
引用 RITE 公益財団法人 地球環境産業技術研究機構 

もちろん消費を抑えることが最重要課題であることに間違いはないので、消費を減らすことは絶対に必要ですが、二酸化炭素を回収、貯留することも有効な手段です。

 

ある試算によれば、2050年までに二酸化炭素排出量を現在の半分に減らすためには、このCCSによる削減が14%必要であるといわれています。

しかし、このCCSの実用化に至っては、コスト問題や技術の発展、貯留場所の探索など、やるべき課題が山積みです。

 

トランプさん、石炭や石油の消費を抑えられないなら、このCCS事業にアメリカが積極的に関わっていけば、カドが立ちませんよ。

さらに新たな雇用も生み出されて、win-winかもしれませんね(笑)

 

ご検討されてみては?(こんな弱小ブログで発信したところで・・・届かないよね)

 

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