解答力と質問力を身につけたいと思わせてくれた、「秀逸」と話題の#ドンキさんのツイート

2017-08-18トレンドやニュース

Twitter

あなたは、ドンキさんってご存じですか?

今#ドンキさんをつけて、Twitterで日常や恋愛等の悩み相談や質問をすると、総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」に勤める【ドンキさん】から返事が返ってくるのです。

 

このドンキさんは、自らきちんと「人」と答えていて、ドンキホーテのキャラ「ドンペン」が答えている(設定)ではなく、きちんと人が答えていると言っています。

このドンキさんの返事が、今メディアでいくつか取り上げられるようになり、その内容が

  • 「辛辣だ」
  • 「癖になる」
  • 「中の人はSですか?」

など話題となっています。

そこで本日は、どんなやりとりなのかというものを紹介しながらも、単にTwitterを紹介するだけだとおもしろくないので、ドンキさんのやりとりから

  • 見習いたい解答力
  • 身につけたい質問力

についてお話しします。

 

本来、質問に答えると言う意味の「カイトウ」は【回答】をつかうのですが、あえて【解答】としています。理由は後述しています。

 

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ドンキさんって何者?

ドンキさんとは、言わずと知れた、総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」に勤める店員で、この方が「お客様と直にコミュニケーションが取れる方法がないか。」と考え、7月に開始したようです。

実際に勤めている店舗は今のところわかりません。

 

今では#ドンキさんで寄せられる質問や悩みが、1日に100件~200件ほどあるみたいで、ホウドウキョクの取材ならびに記事によると、こんなに反響があるのは「想定外です。恐縮です。」とコメントをしているほどでした。

 

ドンキさんのように「返事が秀逸」「おもしろい」と言われていたの人で思い当たるのは、生協の白石さん

あなたは、「生協の白石さん」という方をご存じですか?

日本の生活協同組合の職員である。
東京農工大学生協(小金井キャンパス・工学部店)に勤務していた際、利用者アンケート用紙「ひとことカード」に書かれた要望や質問に対する、真面目かつウィット溢れる回答で話題となり、『生協の白石さん』のタイトルで書籍も出版された。
ウィキペディアより

今やウィキペディアにも項目があるほど有名な人になりましたが

ドンキさんのやっている事は、白石さんが行っていたことと何ら変わりはありません。

  • ひとことカードとよばれるアナログか
  • Twitterというデジタルか

もちろん

  • 言葉選び
  • 切り口
  • 価値観

なども当然違いますが、本質的にはあまり違いはありません。

ですので、生協の白石さんをご存じであれば、そのままイメージしてください。

 

 

 

ドンキさんはどんなやりとりしているの?

では実際にいくつかご覧いただこうと思います。

 

恋愛について

 

育児や家族に関する内容について

 

仕事や人生について

 

しょうもない(おもしろい解答を求めているだけ?)内容について

 

ドンキさんのやりとりから見る、解答力について

私が感じるのは、言葉選びのセンスとその無駄の無さです。

 

少ない文字で、無駄なく、的確に、おもしろみを出して答えることの難しさ

ご存じの通り、Twitterは140文字しか入力できません。

このうち

Q.ドンキさん、勉強または仕事という存在に、人生の半分以上縛られ続けるこの世界に生きる意味はありますか?

Q.学校帰りに道に落ちていた黒いノートを拾ってしまいました。どうするべきでしょうか

のように、だいたい質問で、文字数は30~40字ほどは使用されてしまいます。

#ドンキさん

も入れれば、さらに6文字減

 

最後の一文

※ドンキさんが皆さんの質問に答えます。相談にものります。

に関しては、入れたり入れなかったりするので、必ずというわけでもなさそうですが、コレも入れれば更に28文字減

実に

60文字から多くても100文字以内という少ない文字数で、質問に対して真面目に答えている

事になります。

 

この点は、生協の白石さんとは異なる部分ですね。(いいとか、悪いとかじゃなくてね)

 

一言で返しているワケでもないし、文字制限があるなか(少ない言葉でありながら)

秀逸

といわれる程のクオリティを生み出す解答力には、尊敬しかありません。

 

「文章で人を惹きつける」という意味でも、見習いたい部分です。

人を惹きつける文章には、ライティングテクニック以外に、大切なことが必要?!

 

先のホウドウキョクの取材によると

ドンキさんは、毎回返事を書く際は質問者のプロフィールまで見て、参考にしてから、書く内容を熟考しているとのこと。

これだけの時間をかけていて、本業に支障が出ないのか?と勝手に心配してしまう私ですが、ドンキさんが落ち着いたら私が質問してみましょうかね。

 

ドンキさんは、回答では無く、解答だと思う

本来、ドンキさんのように

質問に対する答えというのは「回答」を使います。

しかし、ドンキさんの返事はすべて調べたワケじゃないですが、概ね「答え」を提示しています。

 

まぁ、そもそも正解があるような問題(質問)でもないと思いますし、ドンキさんの返事の内容が正解とも限りません。

 

少なくともテストで間違えた答えを書いていたとしても、それは【解答】です。

問いに対して明確に(間違っていたとしても)答えを出しています。

 

なので、ドンキさんの返事って

質問や要求に対して単に要求に応えただけの「回答」というよりも

質問や要求に答えている【解答】と言えます。

 

まぁいずれにしても、答える力(応える力)を持ち合わせている、と言うことだけははっきりとわかります。

 

見習いたい解答力

ビジネスはもちろんのこと、人生において「質問に答える」ということの重要性はいうまでもないですよね。

 

そしてその答え方としては

  • すぐ答えなさい
  • 短く答えなさい
  • 具体的に答えなさい

などという内容を求められたりもしますが、最近では「コミュニケーション能力」の観点も相まって

  • 相手が求めていることを読み解く
  • 本質について答える
  • 論理的な内容と情熱を持った答え(機械的にしない)
  • 必要かつ十分な答え、プラスαのの情報や刺激を与える

このあたりが大事とされています。

 

さらに、ビジネスではあまり必要ないかも知れませんが

「ユーモア」や「間(タイミング)」もあれば尚良しかもしれませんね。

 

ドンキさんの返事には、以上のような観点がすべて織り込まれており

「解答力」が備わっていることが読み取れます。

例えば、

Q.ドンキさん、勉強または仕事という存在に、人生の半分以上縛られ続けるこの世界に生きる意味はありますか?

A.縛られてる中で工夫できない人が、縛られなくなったら自由を使いきれるとは思いません。環境を非難するより自分が変わるほうが建設的かと思います。

というもの。

 

一般的な感覚(私とか)であれば、単に

  • 生きていく為には、我慢が大事ですよ
  • いやなら、辞めて新しい道に進むのも手かも知れません
  • みんなそうやって大人になるので、あなたも頑張ってください

などと答えてしまいそうになります。

これでは本質的な解決にもならないし、何より【あなた(質問者)のための言葉】としては届かなそうです。

 

しかし、ドンキさんの答えは

  • 逃げ出したい気持ちはわかるが、今のままでは変わらないことを伝え
  • 決して突き放すわけでなく
  • 解決に導いてあげている

こんなことが出来ているワケです。

 

先に紹介した

  • 相手が求めていることを読み解く
  • 本質について答える
  • 論理的な内容と情熱を持った答え(機械的にしない)
  • 必要かつ十分な答え、プラスαのの情報や刺激を与える

このあたりを意識してか無意識なのかはわかりませんが、少なくともドンキさんの返事内容は、見事に体現していることがわかります。

 

特に本質を見抜く、という部分は見習いたいポイントだと感じます。

例えば

Q. YouTubeで全然登録者数が増えませんどうしたらいいですかwwwwww

A.全然おもしろくないのにwを6個も入れるセンスを何とかしたら増えるかもしれません。

というやりとり。

 

一般的な感覚(私とか)であれば、単に「知らんし」で片付けそうですが、ドンキさんは、こんなしょーもない質問でも「確かにな。」と、ある意味納得させられる答えを提示できています。

 

ユーモアに関しても

Q.学校帰りに道に落ちていた黒いノートを拾ってしまいました。どうするべきでしょうか

A.交番に届けましょう。3ヶ月、持ち主が現れずあなたのものになったら、無くさないように自分の名前を書いて大切に使ってください。

というやりとりを例にだしてお話しすると

学校帰りに道に落ちていた黒いノートを拾って=デスノートを示唆していることは、デスノートを知っている人なら当然だと思います。

おそらく質問者も、そう意識して質問しているハズです。

 

よって

  • 試しに誰かの名前を書いてみましょうか
  • 交番に届けましょう

このあたりを答えてしまいそうになりますが

持ち主が現れずあなたのものになったら、無くさないように自分の名前を書いて大切に使ってください

と、正論と矛盾をうまいこと使い分け、ユーモアがある内容となっています。

  1. 無くさないように自分の名前を書く
  2. デスノートに名前が書かれた人は死ぬ
  3. 大切に使えないじゃん!

ってね。

 

「熟考して答えている」ということなので、十分に時間をかけて練られた返事の内容なのかもしれませんが、このセンスは本当に見習いたいと思います。

 

ただし、ドンキさんの行為が、ドンキホーテの売り上げに直結していない部分は否めません。

まぁ、そういった宣伝と切り離しているからこそ、逆に魅力や価値が増しているのかも知れません。

 

解答力は見習いたいが、質問力も身につけたいと痛感

ドンキさんのやりとりで、もう一つわかったのが質問力です。

 

明らかにおもしろい答えを期待している質問、大喜利みたいな質問。

ネタ振りっていうんでしょうかね。

 

これが非常に、稚拙でならない。

ここでは紹介していませんが、それはそれは、かなりの数でした。

 

自動車会社ルノーの取締役会長兼CEOにして、日産自動車の会長、三菱自動車工業の会長の

カルロス・ゴーン

はこう言っています。

正確な質問をすれば、正確な答えが返ってくる。曖昧な質問には、曖昧な答えしか返ってこない。

 

まぁ、Twitterにそんな事を求めるのは野暮だというものだし、ってかそんな事を意識して使うものじゃない「気軽な」コミュニケーションツールなので

私のこの話は、てんでズレた方向を向いているかも知れませんね。

 

それでも

聞きたいことを引き出せるような、質問の仕方、表現、工夫、言葉選び

は本当に大事だな、と痛感しました。

 

最後に

まさかのドンキさんで6,500字以上も話が広げられるとは思いもしませんでしたが、本日はドンキさんから特に

解答力の重要性

を改めて教えてもらった気がします。

ありがとうございました。

 

答える力をつけるには、こちらの本がかなりオススメです。

ちょっと内容難しいですけど、読みにくいってことはありません。

 

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