エヴァンゲリオンエントリープラグ内

エヴァンゲリオンの疑問を元物理教師が解答すると、こうなるゾ!

エヴァンゲリオンエントリープラグ内

「動け動け動け、動け動け動け!。」

はっ!!

すみません、取り乱していました。

 

どうも、エムです。

物理教師×アニメシリーズも気がつけば第10弾となりました。

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少しでも物理の面白さとアニメの楽しさをお伝えしたい! と書き続けて、気がつけば2桁に突入です。

参考物理教師がアニメを語るとシリーズ

 

第10弾となる本日は「新世紀エヴァンゲリオン」を題材に、物理教師がへりくつをこねます面白くお送りいたします。

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生物は専門じゃないのでたくさん調べましたが、正確性は保証できません。
ここはひとつ、温かい目で見て頂けると嬉しいです。
男性シルエット
しょうがねーな。

 

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エヴァンゲリオンの疑問、A10神経に接続して動かせるのか?

以前のオンラインコミュニティーに参加していただいた「しばづけ」さんからいただいた質問です。

しばづけさん
しばづけ
はい、先生! A10神経に接続して、エヴァは動かせるんですか?

正直、そんな設定があることも知りませんでした(笑)

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にわかファンと思われても、仕方ないですねw

で、調べてみた私の結論がこちら。

 

A10回路に接続して、エヴァンゲリオンは動かせるのか?
どっちかっていうと否。ただし、暴走モードのメカニズムには一役かっているかもしれません。

 

専門外だったので(生物は弱いです)、A10神経って何か? から調べました。

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アニメだけの概念なのかな? と思ったら、本当にあるんですね。

 

A10神経の接続だけでは、エヴァンゲリオンは動かせない?

情報の流れを知ろう
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A10神経とは、簡単にいうと感情や気持ちが直結する脳の神経系で、この神経が刺激されると「ドーパミン」が出ます

このドーパミンは、様々な活動の根源となるものです。

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嬉しい! → 次もやろう!
危ない! → 逃げよう!
みたいな感じです。

行動の動機付けといってもいいですね。

 

ちなみに、アニメの世界ではたびたび架空の設定が登場します。

  • 進撃の巨人に登場する、金属のような振る舞いをする竹(黒金竹)。
  • HUNTER×HUNTERに登場する、接触交配という考え。

どちらも、ありそうでなさそうなものです。

 

このA10神経というのは、実際に脳の神経系として存在しています。

このA10神経をパイロットとエヴァンゲリオンとでリンク(シンクロ)させることでエヴァンゲリオンを操縦できる。

非常に重要な部分ですね。

 

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行動の動機付けとなるのがA10神経なら、やっぱりA10神経でエヴァンゲリオンを動かすことは出来るんじゃ無いの?

たしかに、行動するにはA10神経から放出されるドーパミンが必要だと思うんですよ。

パーキンソン病(体が震えたり運動ができなくなる症状)は、ドーパミンの不足と関係があるって聞くし。

 

それでも

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A10神経の接続だけじゃ、エヴァンゲリオンを動かせないのでは?

というのが私の結論です。

女性シルエット
なんで?

 

まず最もひっかかるのは、エントリープラグ(コックピット)内に操縦桿(レバー)があること。

作中では「動け!」とガチャガチャしていたり、使徒と呼ばれる敵にとどめを刺すとき、ここぞとばかりに押し込んでいます。

エヴァンゲリオンで操縦桿を動かす
©貞本義行/カラー・角川書店

 

本当にA10神経のリンクだけでエヴァが動くなら、操縦桿は不要なハズです。

 

次の違和感。

エヴァンゲリオンのパイロット(主人公の碇シンジなど)がエヴァンゲリオンに搭乗する際、インターフェイス(頭につける三角耳みたいなやつ)を付け、プラグスーツを着てエントリープラグに乗り込みます。

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インターフェイスやプラグスーツでシンクロ率、ようはA10神経のリンクを高めています。

 

ということは、エントリープラグ全体がA10神経系の働きをするかのように工夫しているってことですよね。

パイロットが感じた感情が刺激になって、エヴァンゲリオンに対してドーパミンを出しているってことになります。

エヴァンゲリオンとパイロットのシンクロ

ドーパミンが連絡役のようなはたらきをして、心筋に作用しているのは間違いないです。(リアルでの話ね)

しかしドーパミン自体が心筋を動かしている訳ではないので、ドーパミンを出し続けているだけのエントリープラグ+パイロットだけでは動かないと思うんですよ。

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それを補佐している(筋肉を動かす刺激を送っている)のが、操縦桿とも考えられますが・・・。

 

よって、A10神経だけでエヴァンゲリオンを動かしている訳じゃないと考えられます。

 

暴走モードはドーパミンの出過ぎで引き起こされている?

反対に、パイロットやエントリープラグ自体がA10神経として振る舞うが故、引き起こされていると考えられる現象が「暴走モード」、という仮説にもたどり着きました。

女性シルエット
なんで?

ドーパミンは、多すぎると幻覚や統合失調症のような症状を引き起こしたり、不必要と分かっていながら同じ行動を反復する強迫神経症になったりすると言われています。

文字通り、暴走モードとは「暴走」している状態。

制御が利かない状態になったエヴァンゲリオンはほぼ間違いなく、ドーパミンが多く出すぎている状態だと考えられます。

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そのドーパミンを出しているのは、パイロットです

A10神経の接続でエヴァンゲリオンが動くかどうかの考察

  • 操縦桿があること。
  • パイロット+エントリープラグ全体で、A10神経として(脳のいち機能としてだけ)振る舞っていること。
  • ドーパミンの増減だけに、関係していること。

以上より、私は

A10神経をリンクしただけでは、エヴァンゲリオンを動かすまでには至らない

って考えています。

 

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脳の神経物質をエヴァンゲリオンに登場する人物達で例えている本もあるようです。

 

エヴァンゲリオンの疑問、LCL(液体)で溺れないの? 呼吸できるの?

次の疑問に移ります。

さっきのしばづけさんと同様に、以前のオンラインコミュニティーに参加していただいた「仲森さとる」さんからいただいた質問です。

ナカモリサトル
仲森
LCLを注水したエントリープラグ内って、本当に呼吸が可能なんですか?

 

LCL(=エントリープラグ内を満たしている液体の名称)で満たしたら、水の中を想像して「溺れちゃうのでは?」って思いますもんね。

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これに対する私の答えはこちら。
LCLで満たした状態で、呼吸って出来るの?
十分な酸素量が溶け込んでいれば、理論上は可能だと思います。

 

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これは実社会でも例があるようです。(動物実験等)

そもそもLCLって何?

男性シルエット
そもそも「LCL」ってなんなのさ?

LCLとは新世紀エヴァンゲリオンで登場する、架空の液体(?)です。

 

正式な名称は定かでは無いようですが、ウィキペディアにはこうあります。

正式名称は Link Connected Liquid と解説されていたが、後に劇場版パンフレットにおいて、フィルムブックの監修に関与していなかったGAINAXにより公式に否定された。
しかし、新世紀エヴァンゲリオン絵コンテ集では、L.C.L.について「リンク コネクト リクウィッドの略」という記述がある。

引用 ウィキペディア「新世紀エヴァンゲリオンの用語一覧

簡単にいうと、エヴァンゲリオンとパイロットをリンクするために必要な液体ってことでしょうね。

何の頭文字を取っているかは謎のようです。

 

医療現場では、実際に液体呼吸が使われている?

男性シルエット
液体で満たされたら、呼吸できないじゃん!

最大のポイントはココですよね。

気体(空気)からではなく、液体から呼吸が出来るのか? ってこと。

 

実は動物実験や一部の医療現場では、実際に行われているみたいです。

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肺機能に障害がある未熟児や、やけどにより肺がひどく損傷した場合などに利用されるのだそう。

 

損傷し機能が低下した肺に、多くの酸素を溶け込ませた液体(パーフルオロカーボンと呼ばれる化合物)を注入し、直接酸素を供給するんだとか。

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パーフルオロカーボンは水の20倍ほど酸素を含みやすく、ヘモグロビン(血液中の酸素・二酸化炭素の運搬をしている組織)よりも数倍の二酸化炭素を運ぶことが出来ると言われています。

参考液体呼吸(ウィキペディア)

 

ゆくゆくは人工血液などにも応用されるのかもしれません。

 

この原理と似たようなものがLCLだとしたら、LCL中(液体中)に十分な酸素量が溶け込んでいれば、それを肺に満たして呼吸することは可能でしょうね。

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ただし、そんな液体で満たされた空間にモニター画面を映し出したりする技術は、想像すらできませんが・・・。(投影機もなさそうだし・・・。)

 

液体で満たすと、思わぬ利点がある?

LCLは何もシンクロ率を高めるため・呼吸をしやすくするためだけにとどまりません。

エントリープラグ(コックピット)内を液体で満たすことで、ものすごく快適にエヴァンゲリオンを操作できます

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どういうこと?
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思うに、衝撃が緩衝されたり、音が良く聞こえたりする可能性があると思います。

 

エヴァンゲリオンの全長は40m。

それにも関わらず、エヴァンゲリオンは音速(時速1250km)を超えて動きます。

参考マッハパンチってどうなのよ?物理教師の考察とアニメまとめ

 

そんな、大きくて速い物体(ロボットと言わないのはミソ)の中に搭乗するわけですから、衝撃は半端ないハズです。

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戦闘シーンなんて、衝撃・衝突の連続ですからね。

 

しかし、操縦席が液体で満たされているおかげで

  • 外部の運動エネルギーが、効率よく液体の内部エネルギー(温度上昇)に変わる。(運動エネルギーは減=衝撃が抑えられる。
  • 気体に比べて圧縮性が小さくなるので、圧力変化・温度変化が抑えられる。(コックピット内の環境が一定に保たれやすい。
  • 液体の方が気体よりも密度が大きいので、縦波(音など)の伝達速度が速くなる。(情報をいち早くキャッチ

こんな利点が考えられます。

 

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特にクッション性と音を聞き漏らさないと言うのは、恩恵がでかいかと。

音速や衝撃吸収に作用する

 

単純にシンクロ率を高めているだけじゃないんですね、LCLって。

 

エヴァンゲリオンの疑問の解答まとめ

本日の内容をまとめます。

  • A10神経とシンクロしただけでは、エヴァンゲリオンは動かない可能性の方が高い。
  • LCLは、効率よく酸素を供給するためだけじゃ無くいろいろな利点がある可能性が高い。

 

どれもへりくつ面白い内容ばかりでしたね。

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えっへん。

 

他にもたっぷり用意しておりますので、よろしければどうぞ。

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