無料で愚痴を聞く、ということについてメリットはあるのか調べました

2017-06-11コラム

無料で愚痴を聞くメリットとは

 

先日奈良の新大宮駅を歩いていると

無料で愚痴を聞きます

というのぼりと看板を見つけました。

 

「無料で」ということは、「愚痴を聞くこと自体をサービスとして提供している」いるわけではなさそうですし、何かしらの目的があるのか?と感じました。

 

本日は、そんな無料で愚痴を聞いている岡田ひろのりさんという方についてのお話です。

 

 

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無料で愚痴を聞くって、どんな変人だ?と思ってしまった私

2017年6月8日、奈良の新大宮駅で、無料で愚痴を聞きますというのぼりと案内を見ました。

 

「無料で人の愚痴を聞きたいなんて、よっぽど変な人なんだろうなぁ。」

と思った私は、勝手に、このサービスをされていた方についていろいろ調べることにしました。

 

無料愚痴聞きサービスをしていた人

岡田 浩徳(おかだひろのり)さん、昭和57年12月1日生まれ

奈良県奈良市大宮町にお住まいで、奈良の小中高、関西の大学を経て、主に営業職で2,3社ほど勤務経験がある方のようです。

2006年にご結婚され、現在は4人のお子様とともに暮らされているということ。

 

2012年ごろからこの愚痴聞きサービスを前職の会社の方と京都で開始され、岡田さんの活動の拠点が奈良に移つられてからも、精力的に活動されていて、2016年4月には関西テレビの情報番組にも取り上げられているそうです。

 

2017年では、2013年より勤めていらっしゃった会社を退職されて(市政に参加することになったので)

今では、

  • 奈良市の仲川げん市長の後援会の事務局長
  • 「guchibank」という路上で愚痴を聞く団体の運営
  • CAMPFIRE×NARA アケオメ オーナー…国内最大手のクラウドファンディング「CAMPFIRE」の地方版
  • 奈良東京2030年会 事務局長
  • 全世界900都市で行われているプレゼンイベント、PechaKuchaNightの奈良バージョンを運営
  • 全世界900都市で行われているプレゼンイベント、PechaKuchaNightの大阪バージョンを運営
  • 教育系NPO  ドリラボ 理事

参考:岡田ひろのりの愚痴聞きブログ

など、非常に幅広く活動、ご活躍をされている方のようです。

 

行動力のある方なんですね。尊敬しますし、見習いたいところです。

 

あとは岡田さんは、からあげが大好きなようです。

からあげ好きに悪い人はいませんね。岡田さんとは面識もございませんので、推測ですけど。

 

無料で愚痴を聞くって、ただしんどいだけじゃないの?

もし仮に私がやるとしたら、ついつい

ビジネスとして(お金をとって)愚痴をきいてしまうな

と思いますが、岡田さんは無料で聞いているということなので、お金が目的じゃないということです。

 

お金儲けのためじゃなくて、「人の愚痴を好んで聞く」というメリットが私には思いつきません。ただしんどいだけのように思います。

 

しかし、実際にされている方がこうしています。

そこで無いあたまをフル回転させて考えてみました。

 

「・・・聞く力が養われそうだな。」

そう思いました。

元教師だからか、「聞く力は重要」と感じることが多いからですかね。

 

聞く力も含めてスキルアップをはかるために、無料で愚痴を聞く、と言う人は案外多いらしい

知らなかったのですが、近年では

無料で愚痴を聞きます

という人が増えているようです。

 

得意分野を売り買いできるcoconala(ココナラ)では、さすがに無料はいなかったですが

2000人以上の人が500円で愚痴聞き・話し相手のサービス

を販売していました。

 

愚痴を聞くという目的は、人それぞれでしょうが、「無料で」「低価格で」という方の多くは

  • 自分が得たカウンセリング技術または会話技術を活用したい
  • 聞く力を育てたい

など自分のスキルアップのために行っているようです。

 

無料愚痴聞きサービスをしている岡田さんも、テレビの取材で

  • 話す力
  • 聞く力

身に着けたいと思ったからと答えていました。

 

確かに、利用する方は無料だから、敷居を感じることなく、たまったストレスを手軽に発散できるメリットがあるでしょうし、聞く方は

  • 会話の技術の向上
  • 見識の拡大
  • 情報収集

などが無料で行えるというメリットがありそうなので、無料で愚痴を聞くことは

単にしんどいだけ

ということもなさそうです。

 

何とも浅はかな私。

 

さらに彼は、自殺者を減らしたいという思いもあるようです。

自殺をする1歩前の人を止めれるとは思えないし、話しかけてくるとも思えないけど、100歩前の人なら、101歩手前にすることは出来るんじゃないか

というのです。

 

愚痴をこぼして自殺者を減らせる・・・のか?

正直申し上げて、私がゆがんでいるからかもしれませんが、無料の愚痴聞きにそこまでの力はないと思います。

 

私も人生のどん底を経験しましたが、自殺をしようとしている人に100歩も1000歩もないハズです。

そして、仮に100歩手前が存在していたとしても、それが101歩になったところで、それは単に先延ばしになっているだけで、根本の解決には至っていません

 

相談者が本気で心の問題に向き合っていきたいのであれば、カウンセラーが行う愚痴聞きを利用するほうがよっぽど有用だと思いますし、そこまでのハードルが高いのであれば、今の日本には有料で愚痴を聞いてくれるサービスすらあります。

 

そんなサービスが成立してしまう日本の今がどうかしてるぜ!

とは思いますが、仕事である分、無料よりも定期的に質の高い心のケアをしてくれます。

これは、サービスを提供するほうの心構えでもあるように思います。無料だとどうしてもその部分が弱いです。

 

無料だとどうしても、愚痴を聞くのは聞いている自分のため。またはボランティアの類いですからね。

 

そうはいいながらも、有料カウンセリングだったとしても、聞いてもらえる人の当たり外れがあると思いますし

下手したらさっきの愚痴聞き・話し相手サービスでも、お小遣いかせぎ…のような軽い気持ちでやっているような人もいるかもしれません。

なので、そんな「はずれくじ」を引くくらいなら、無料で気軽に聞いてもらえるほうがいいのかもしれませんね。カウンセリングを受けるまでも無いような悩みならば特に

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継続は力なり

話が少々ずれてしまいましたので、無料で愚痴を聞いている岡田さんに戻します。

 

岡田さんはこれまで、京都で200回以上、奈良で100回以上、見知らぬ人の愚痴を聞いてきたようです。

ほぼ毎週実施していて、1回2時間で平均10名前後の方の愚痴を聞くそうです。

 

単純計算して、これまでに2,000人~3,000人の人と無料愚痴聞きサービスを通して話をしてきたということです。

 

これはカウンセリング等を生業としていない職業の方(会社員)でしたら、通常得られない貴重な経験であることは間違いありません。

この貴重な体験をお金をかけず時間をかけることだけで得られるのは大きいでしょうね。

 

ブログもそうですが、やはり継続は力になるんですよね。何事も。

 

最後に

教師をしていたころ、痛感したのは聞く力の大切さでした。

生徒の質問を例にとると一発でわかるのですが、聞く力がない生徒は、質問の内容があいまいで漠然としています。

先生わかりません

が決まり文句です。(質問してくるだけ前向きで助けてあげたくはなりますが。)

 

一方、聞く力がある程度ある生徒

先生、○○の部分がわかりません。

と、具体的に自分が今どこで躓いているのか、理解していないのかを客観的に見ることができています

 

また、生徒のみならず、教師にも当然聞く力が必要なのは言わずもがなです。

 

教師や政治家などは、往々にして自らが発信者と勘違いしがちで、つい上からの発言になります。

話す力はあるでしょうし、話すことが仕事であることは認めますが、聞く力が備わってないと、聞き手の理解は得られないです。

 

国会中継とか見てると、滑稽なほどですよね。

子どもの喧嘩みたいに、人が話している最中にバンバンやじとばしてて、そのくせ、清き一票を!みたいなことを言っているわけですからね。

 

はっ!最後は愚痴みたいになってしまいました。

なるほど、こういったことを、無料の愚痴聞き屋に聞いてもらえばいいんですね(笑)

 

どうやら、無料で愚痴を聞くというのは、案外需要がかなりありそうです。

 

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