あいまいな質問にはあいまいに答えるゴーン氏

あいまいな質問は誰も得しない?元教師から質問力を磨くためのアドバイス

あいまいな質問にはあいまいに答えるゴーン氏

私は仕事柄(元高校の物理教師)、主に質問を受ける側でした。

そんな時(特にテスト前なんか)、回答に困る質問がありました。

男性シルエット
生徒
先生、わかりません。

 

どこが?  と聞くと決まって

  • 全部
  • どこがわからないか、わからない

と返されることも多かったです。

 

ビジネスやコンサルなどでは

男性シルエット
あ、この人はダメな人だな。
女性シルエット
ざっくりしすぎて、答えようがないよ。自分で努力してからきてよ。

なんて思って、適当にあしらっておしまいでしょう。

 

もちろん大人相手にはそれでいいでしょうし、なんやったら

男性シルエット
質問力あげましょうね。出直してきましょうね。

とダイレクトに表現して、突き放すことも可能かもしれません。

 

しかし(高校の)教師がそれをやっちゃ、おしまいですよね。

プロフィールイラスト

本音を言えば答えもあいまいになってしまうから、「あいまいな質問」は受けたく無い。
聞いた本人も「この先生は質問に答えてくれない」とか「わかりにくい」などネガティブな印象を持ってしまいますから

 

一般的な人と比べて「あいまいな質問」に対する耐性(?)がある私から

  • なぜ「あいまいな質問」はダメなのか?
  • 「あいまいな質問」をしないため(させないため)にはどうすればよいのか

これについて質問者と回答者の立場、この双方から気をつけたいことをお伝えします。

 

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きっと、ビジネスにも役に立つはずです。

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あいまいな質問には曖昧な答えしか返ってこない

あいまいな質問にはあいまいに答えるゴーン氏

あなたはカルロス・ゴーンという人をご存知ですか?

日産・三菱自動車の会長で、フランスの自動車会社ルノーの取締役会長兼CEOという肩書きを持つ方です。

この方がこうおっしゃています。

正確な質問をすれば、正確な答えが返ってくる。あいまいな質問には、あいまいな答えしか返ってこない。

 

これ、すごいわかります。

例えば

男性シルエット
先生、全部わかりません。
男性シルエット
先生、この問題がわかりません。
男性シルエット
先生、この問題の〇〇というところがわかりません。

偉そうな言い方に聞こえるかもしれませんが、「正確な質問」とはいわば「特定」するということだと思っています。

 

「今でしょ!」で有名な林先生は著書「いつやるか? 今でしょ!」でこんなことを言っています。

何がわかり、そして何がわからないか、何を聞くべきか、「分け」ながら考えていく作業がきわめて大切です。

 

お二人の言葉(の本質や本旨)は同じところにあると思うし、私も同感です。

 

私なりに付け加えるなら

一度に漠然と、全部を聞くな。

ってことでしょうかね。

 

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そのために「まず自分がやってみる」ってのが一番大事でしょう。「何がわからなくて、何までならわかるのか」が選別されるので。

 

一度に漠然と全部を聞こうとすれば、それはもはや質問ではなく、ただの丸投げです。

  • あいまいな質問に、望んでいるような答えは返ってこない。
  • 質問は、丸投げする行為じゃない

これをしっかり知っておきましょう。

 

解答者の気持ちも、萎える

これも

男性シルエット
けっ!何を偉そうに。

と誤解を受けそうそうですが、キチンと伝えておきます。

 

あいまいな質問をされると、答える側にもかなりのデメリットがあります。

  • 適当にあしらえば「不親切だ」と思われる。
  • 質問者の意図した答えじゃ無いと「能力なし」と思われる。
  • 掘り下げていこうとすると「膨大な時間」がかかってしまう。

全ての人に好かれる必要は無いし、不可能とさえ思っています。

 

しかし、仕事の出来や売り上げ(またはあなたのアイデンティティ)に関わってくるなら、話は別です。

なんとしてでも、上のような事態は避けなければなりません。

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あいまいな質問をされると解答者もダメージを負いますから。

 

心境を吐露(愚痴?!)すれば

  1. 授業を一通りおこなって
  2. 授業態度があまり良く無い(寝ているなど)生徒が
  3. テスト直前になって焦って「先生、全部わかりません」と聞いてくる

こんなことも割と結構ありました。

 

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もっかい初めからココで授業しろってことか?  教師…というか私の時間を何だと思っているんだ?

と悲しくなることも多かったです。

 

以上、愚痴終わり。

 

ともかく、あいまいな質問はその質問を受ける側にとっても、何一ついいことはないです。

あいまいな質問をされたとき「解答(回答)者」は、萎える。

これも是非知っておいていただきたいですね。

 

あいまいな質問をしない(されない)ためには?

曖昧さは避ける

先程私なりの答えを申し上げましたが、再度申し上げます。

あいまいな質問をしないために必要なことは

「まず自分がやってみる」ってのが一番大事

これです。

 

あいまいな質問をしてしまう大きな要因は、「自分が得た(得られるであろう)答えを活かして、次に何をしたいか」これが分かっていない(気づいていない)からです。

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ビジョンが無いといってもいいですね。自分でアクションを起こさない人は、そのビジョンも他人に委ねようとしてしまいがちです。

 

「全部わかりません」という生徒の多くは

  • 自分が何をしたいか、よくわからない
  • すべてを丸投げして、自分では考えようとしない
  • 「めんどくさい」が口癖

こんな特徴がありました。

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あくまでその生徒たちの言動等から作り上げた、私の心象ですが。

 

少なくとも「その学問を深く学びたい」という生徒は居なかった。

むしろそのような生徒は「あいまいな質問」にならない。

 

男性シルエット
とりあえず、欠点さえ取らなければいいや。

くらいの生徒が多かったです。

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「とりあえず」と思っている時点で、あいまいな質問になることは多いです。

 

社会人でいえば、

  • 「とりあえず聞いとくか」
  • 「調べるよりも知っている人に聞いた方が早いだろう」
  • 「考えるのめんどくさい」

など「表層だけを知りたい」って時にあいまいな質問をしがちです。

 

もちろん

「あいまいな答え」(うわべだけの答え)を知りたいだけ。だからこそ「あいまいな質問」をしている。

っていう可能性もあります。

 

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自分の中にすでに「答え」が用意されていて、それを後押ししてほしいだけって時とかね。(でもこれは質問じゃなくて相談だろうけど)

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女性との買い物で「ね、どっちがいい?」みたいなやつ。

 

他には「核心をついた質問」を誤解している場合もあります。

男性シルエット
あなたにとって「愛」とは何ですか?

みたいな。

 

繰り返して恐縮ですが、大事なことなのでもう一度言いますね。

あいまいな質問は

  • あいまいな答えしか返ってきません。
  • 聞かれた方もデメリットしかありません。

 

それを避けるために

  • まず、自分が取り組んでみる。考えてみる。
  • 自分でわかるところ、わからないところを整理する
  • わからないところを「特定」して、教えを請う

これを意識しましょう。

 

反対に、あいまいな質問をさせないために解答者(回答者)として気をつける事

  • 質問範囲(または質問者の状況やレベル)をあらかじめ限定する。
  • 次があるなら、あいまいな質問を生んだ状況を振り返り、先回りして不安を解消しておく。
  • まずは自分で取り組ませる(気づかせる)ような声かけをする。

このあたりは気をつけたいポイントです。

 

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特に「気づかせる」ような声かけは「信頼」につながってきますから、実践したいところですね。

参考リーダーシップとは?生徒に響く「声かけ」の違いについて

 

あと、出来ることなら「切り返しの旨さ」も見習いたいものです。

詳しく読む。参考解答力と質問力に脱帽!秀逸と話題の「#ドンキさん」のツイート

 

質問する方も質問をされる方も、時間は有限です。

不可逆です。

効率よく悩みや疑問を解消するために、まずは自分で実践して(考えて)質問力を身につけて「あいまいな質問」をしないように気をつけませんか?

 

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